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「とんがった番組はほぼ不可能」ダウンタウン松本の指摘に同意の声

 お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、5日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。テレビ離れが加速している現状について語った。

 同局の長寿番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」と「めちゃ×2イケてるッ!」が、来春放送終了することに触れた松本。「テレビ離れが進んで、作り手側もテレビ離れの意識がある」と説明し、「とんがった番組は(現在は)ほぼ不可能に近い」「今は主婦層にウケないとダメ」など、攻めの姿勢での企画が難しい、という実情を明かした。

 放送終了後、ネット上では「一理ある」「すぐクレームつけられるしね」「番組がつまらなくなってくわけだ」など、松本の指摘に同調する声が続出。多くの人が、テレビというものに対し、「昔に比べて自由度が低くなった」と感じているようだった。

 また、これほどまでにインターネットが普及し、「YouTube」という新しいメディア媒体まで出てきてしまったことを考えると、「テレビ離れが進んでいる」という松本の指摘にもなおさら頷ける。

 一方で、「自分自身が丸くなってることに気付かないんだろうな」「お得意の映画でとんがった笑いってのやったらええやないですか」「松本は舞台から逃げてるくせに芸人面すんなよ」など、松本自身も退化しているのではないか? という意見も寄せられていた。

 だが、松本は番組内で、「時間、金、体力を使うから難しい」とも語っている。

 いくつになっても「とんがった」笑いを提供してほしいものだが、長年にわたり活動してきた松本ほどのベテランになると、やはり、体力的な部分も含め、若い頃のようなパフォーマンスを維持することは、非常に困難なのかもしれない。

 とはいえ、年齢を重ねたからこそ、より円熟した笑いを届けられる、という部分もあるだろう。

 クレームとは無縁な、ソフトな面白さを求める人も多い反面、とんがった、刺激的な面白さを求める人も多い。

 たびたび、「天才」と称される松本。そんな松本の手で、ぜひとも「テレビ離れ」が進む現状に、風穴を空けてほしいところだ。

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