オリエンタルラジオ中田の小説、「芸人前夜」について、又吉が、「めっちゃおもろかった。読みやすいけど、読み応えがある。活字ハイになった」と語り、「NSC在学中のオリエンタルラジオの初舞台のMCをした。世に出て行ったのを横で見ていた。あの頃どう思ってたか知りたかった。興味があった」 とのエピソードも披露した。
後輩に慕われるという又吉。中田は、「(中田グループだった)パンサー向井が、いつの間にか又吉さんのグループに入っていてた。可愛がっていたのに」と語り、又吉は現在、パンサー向井と同居していることも明かした。
発売記念トークイベントについて中田は、「先輩に甘えさせてもらった、最高の時間だった。(又吉は)話していると、癒し効果がある。落ち込んだ時に話すとセラピーになる」と語った。さらに、「相方と話すのとは違う相方は、悪趣味なクラブ。又吉と話していると森の中の喫茶店にいる気分」とも。また、又吉とのトークイベントを熱望していたようで、「憧れがすごく強い」「昔から、お世話になっている、今までの道のりにずっと又吉さんがいた。一緒の現場で助けてもらった」と感謝の言葉を述べた。ただ、同時に、「綾部さんは全く尊敬していないけど…」と芸人らしい一言も忘れなかった。
また、5年後輩であるオリエンタルラジオが先に売れた事について又吉は、「オリエンタルラジオは、一気にいきましたからね、すごかった。やられているうちに、痛みを感じなくなって、妬みや、嫉み、やっかみもなくなって、 人間と人間の関係になった。いい関係」とお互いの関係について話した。
はじめての本を出すきっかけについて中田は、「娘が今年生まれたので、一区切りというか、父親になる覚悟をもって若い頃の自分を出そうと思った。もう一つは又吉さんと、オードリー若林さんが本を出したのが悔しかった」と出版に至った経緯を話した。
ちなみに、又吉は、オシャレ芸人ランキングで3年連続一位、初の殿堂入りをした。このことについて又吉は、「無意識のうちに、狙っていたんでしょうね」とまんざらでもない様子。今日のオシャレのポイントを聞かれ「ジャケット」と答え、会場に来るまでに買い物客に「おしゃれですね」と言われたと嬉しそうに話した。
ピース又吉直樹・著 『東京百景』
オリエンタルラジオ中田敦彦・著 『芸人前夜』ヨシモトブックスより発売中