各紙によると、分刻みの瞬間最高視聴率をマークしたのは、白組の優勝が決まった午後11時42分の45.5% (ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。
出場歌手別で1位となったのは、大トリを務めた人気グループ・嵐の後に“真の大トリ”として登場した、特別企画枠のサザンオールスターズで45.3%。午後11時29分すぎに1曲目「希望の轍」を歌い始めると、数字は右肩上がりに伸び45.3%を記録。
続く「勝手にシンドバッド」では、ボーカル・桑田佳祐がステージ上で縦横無尽にパフォーマンスし、ユーミンこと松任谷由実と絡むなど大盛り上がりとなり、曲の最後に再び45.3%を記録したという。
歌手別2位は、テレビ初歌唱となった米津玄師で44.6%。3位は別スタジオからサプライズで会場入りして沸かせた松任谷で43.7%だった。
「気になる以下の順位だが、4位が星野源とMISIAの43・4%。嵐はベスト5に入らず、10位の42・3%。5年ぶりの出演で代表曲『まつり』を歌った北島三郎は意外にも伸びず41・7%だった」(芸能記者)
昨年の第二部(午後9時から)の視聴率は41・5%。2年ぶりに40%の大台を超えたが、民放の裏番組の影響を少なからず受けていたようだ。
「終盤の出演歌手でもゆずは40・1%で、その前のMISIAから3%近く視聴率を下げてしまった。ゆずの出番を迎えるころ、ちょうどフジテレビが生中継した格闘技イベント『RIZIN』でメイウェザーVS那須川天心のメインイベントがスタート。その試合の中で番組の最高視聴率となる12・2%を記録したので、紅白からチャンネルを変えたファンもいたはず」(テレビ局関係者)
10億円近いギャラをもらったメイウェザーだが、多少はその知名度で紅白を脅かしたようだ。