撮影を開始するわずか数日前に、ライアンに代わりマーク・ウォールバーグが起用された理由には、監督のピーター・ジャクソンとライアンの間に、主人公ジャック・サーモンというキャラクターに対する異なる考えがあったためだったという。
この役柄のために60ポンド(約27kg)の増量をしたライアンは、「この役のキャラクター設定に関して意見の相違があったんだよ。本気で僕は210ポンド(約95kg)の巨漢になるべきだって思っていたのさ」「喉が渇いた時はハーゲンダッツを溶かして飲んでいたんだ」
ただし、ライアンは解雇されたことは仕方ないと思っていて、出演者とスタッフのふれあいが足りなかった結果だと考えているとハリウッド・レポーターに語る。
「製作の段階でほとんど会話がなかったし、それが問題だったんだ」「あれは大作で、関わることがほとんど無かったし、監督も出演者一人一人にかまっている暇が無かったんだ。僕も撮影現場に出向いただけで、それが間違いだって分かったよ」「それから僕は無職のデブになったってわけだよ」