近年不況が続いている影響からか、副業を始める人が増えています。書店に行くと様々な副業を紹介した本をよく見かけるようになりました。
その中でも、キャバクラなどの水商売は女性からも大人気。仕事が終わってからの数時間の勤務が可能で、時給も高いので副業を考える女性の頭に一度はよぎるのではないかと思います。
副業としてキャバクラデビューする人の本業は様々ですが、中でも多いのはなんと看護師です。私も数件のお店での勤務経験がありますが、それぞれのお店でかならず数人は看護師だったのです。
“看護師の仕事は、拘束時間も長いけれどその代わりにお給料もいいのだから副業をする必要などないのでは!?”と思っていたのですが、看護師兼ホステスのMちゃん曰く次のような事情でした。
「確かに忙しいしけど、その割にはうちの病院は給料もあまりよくないし、ストレスがすごくたまるから、お酒を飲んでついでに発散しているの。実際病院の給料なんて、買い物でほとんど消えちゃうし」
看護師の疲労やストレスがすごいというのは確かに想像がつきます。しかし、飲んで話しているだけで楽チンだと思われるホステスも、人気商売なのでお客様をおもてなししなければならないし、売り上げ云々も気にしなければクビにされてしまうし、余計にストレスが溜まるのではないのでしょうか?
しかし、Mちゃんは更に続けました。「でも、私の周りはキャバクラに飽きて風俗デビューした子もいるよ。そっちの方がストレス発散するにはいいみたいだけどね」
死語の様に思いますが、私の中の“白衣の天使”のイメージは崩れ落ち、それ以降病院へ行くと“この人はキャバ嬢かな、ヘルス嬢かな”などと考えるようになってしまいました。
実際の話、キャバクラ嬢だけでなく、ヘルス嬢の割合も多い看護師。更には黒服や風俗嬢のドライバーなんかも実は男性看護師だったりするのです。
夜の世界で働く看護師が多い理由は、本当にストレスだけなのでしょうか? 世間からのイメージと相反するような職業に携わることで本当の自分を解放しているのでしょうか? 最近とても気になるところです。
ライター:西田ひより(竹内レイから改名)
1986年生まれ 愛知県在住
元キャバクラ嬢の経験を生かした恋愛テクニックが得意
http://ameblo.jp/rei-takeuchi/