ダービーTR・プリンシパルSは2000メートルを1分59秒9の好タイムで快勝。ダービー3着馬アントニオバローズを破っているのだから、能力は高い。ダービーは10着。初めて掲示板を外したが、敗因は明らかだ。「前に行った馬が上位に残っているように、展開が向かなかった」と奥窪調教厩務員。また、「ベストは千六から二千ぐらいまで」と距離も長かった。今回は条件ぴったりのマイル戦、中山も2勝と得意にしている。
「新馬勝ちしているように、気性の勝った馬で鉄砲も利く。折り合いさえつけば楽しみはあるよ」。例年、ペースが速くなるこのレース、希望通りの流れになれば直線一気に浮上するシーンは十分だ。
【最終追いVTR】坂路(800メートル59秒7)を1本上がった後、2本目にバロンビスティー(古馬1000万)と併せ馬を行い、51秒1をマーク。最後は相手がバテたため流したが、それでも1Fは12秒8でまとめた。久々を感じさせない仕上がりだ。