子育てに一区切りがつき、改めて夫婦関係を見直すタイミングに局面している夫婦を描いた本作。主人公の真弓(中谷美紀)が、娘の中学入学を機に復職する。夫の秀明(玉木宏)は家族のために住宅セールスマンとして働きつつも、真弓の家事の粗さや夫婦のマンネリを感じるという、リアリティあるストーリーが描かれている。
第1話では、夫婦の結婚記念日に夫の秀明が、顧客の妻・綾子(木村多江)と不倫関係に至った。第2話では真弓が夫の異変に気付いた。第3話では綾子の夫・太郎(ユースケ・サンタマリア)が真弓と秀明を誘い、家族ぐるみでバーベキューを行うという、“ゲス夫”にとっては修羅場とも言える展開が描かれた。
バーベキュー中、相手こそ知らないものの、秀明の浮気を真弓から聞いた太郎が秀明を叱責した。慌てた真弓は「彼の浮気は遊び」「夫の帰ってくる家は私のところだって信じている」と夫をフォロー。バーベキューは気まずい雰囲気のまま終了した。
視聴者の間で話題になったのは次の場面だ。後片付けの最中、綾子は真弓の隣で秀明が「好きだ」と言った映画の歌を鼻歌で歌い始めた。それを聞いた瞬間真弓は、映画のDVDを嬉しそうに家から持ち出す秀明の姿や、秀明が同じ歌を上機嫌で口ずさんでいたことを思い出す。ようやく不倫相手が綾子だと確信したのだ。
綾子の行為にネットからは、「(木村)多江さんの綾子は色っぽくてコワすぎる…」「木村多江さんが怖くて眠れない…嫌やぁ…嫁に余裕かまされて、遊びって言われて腹たったんやろなぁ…」「自分のものだってマウンティングするの、怖すぎる」と木村の「怪演」に驚いた様子だった。
第3話のラストでは、真弓が改めて秀明の不倫を追求した。素直に不倫を認めた秀明に対し真弓は怒りをぶつけ、「もう帰ってくるな」と締め出した。太郎・綾子夫婦を含め、不倫関係に落ちた二組の夫婦がどのような道を歩んでいくのか、注目したい。