search
とじる
トップ > スポーツ > 米メディアに衝撃発言! レッドソックス岡島が「自分が何をしたいのか分からない」

米メディアに衝撃発言! レッドソックス岡島が「自分が何をしたいのか分からない」

 獲得交渉の前に確認しなければならないことがあるようだ。マイナーに降格していた岡島秀樹(35)がシーズン終了と同時に“フリー”となり、阪神を始めとする日本の球団も調査に乗り出した。レッドソックス傘下・3Aポータケットでの今季の成績は8勝1敗、防御率2.21(34試合登板)。チームの北地区優勝にも貢献しており、「まだやれる!」と、日米双方が評価していた。
 「フランコーナ監督やレッドソックス首脳陣は、(今季)端から『今年の岡島はダメだ』と決めてかかった節も見受けられました。昨季も56試合に投げましたが、防御率が4点台まで落ち込みました。不振の原因は2つ。勤続疲労と、太股裏側の故障です」(米国人メディアの1人)

 しかし、昨季まで『4年連続50試合以上』に登板した貴重な中継ぎ左腕である。マイナーに降格した時点で他メジャー球団スカウトも関心を示していたが、マイナーで今季を終了させてしまった。
 前出・米国人メディア陣の1人がこう続ける。
 「厳密に言えば、6月の段階でレッドソックスは岡島のメジャー再昇格を検討したんです。でも、本人も自己アピールしなかったというか、投げやりな言動も見受けられました」
 岡島と入れ代わるようにして頭角を現した左腕、リッチ・ヒルが故障(当時)。左のリリーバーがいなくなり、岡島の存在が再クローズアップされた。「投げやりな発言」はそのときに出たそうだ。地元メディア『ボストン・グローブ紙』(電子版)も3Aポータケットの遠征先までわざわざ出向き、渦中の岡島を直撃した。しかし、岡島は「(ここで)いい投球をして、他のチームに自分への興味を持ってもらい、トレードしてもらえたら」とコメントしただけ(現地6月2日付)。この言動からして、レッドソックスへの愛着は完全に失っていたようだ。
 3Aでの日程終了と同時に“フリー”になった。岡島はすぐにでも日米両球団との交渉に臨むと思われたが、またもや“衝撃的なコメント”を発している。
 「自分が来年、何をしたいのか分からない。引退するか、日本に戻るか、またここ(米国)でやるのか、オフになってから考えたい」(プロビデンス・ジャーナル電子版)
 引退の二文字を先に口に出したのは、岡島の方である。

 日本のスポーツメディアでは、たとえば「投手はいくらいてもいい」なる阪神首脳陣のコメントを掲載し、「獲得に向け、調査に乗り出した」などと伝えていた(9月23日付/各紙)。だが、肝心の岡島はマイナー降格以降、モチベーションが下がったままなのである。この件を在京球団職員の1人にぶつけてみた。
 「岡島に興味を示している球団は少なくありません。実は、モチベーションが下がったままだという報告も受けています。日本帰還の意志はもちろんですが、現役を続けるのかどうかも内々に調査しています。後者の調査が先です」
 リハビリ中の松坂も球団から酷評を受けた。岡島にすれば、『過去4年の実績』も数カ月間の不振で帳消しにされた対応に「何故!?」の憤りもあったはず。復活、心機一転。レッドソックスを見返してもらいたい…。いずれにせよ、阪神を始めとする日本球団の岡島争奪戦は慎重にならざるを得ないようだ。

※メジャー関連のカタカナ表記は廣済堂出版『メジャーリーグ選手名鑑2011年版』を参考にいたしました。

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ