各紙によると、上田会長は「視聴率で見れば芳しくないが、別の角度から非常に楽しく見させていただいてます」。また、「私は、とてもいい作品だと思ってます。楽しく毎週見てますし、多くの方に見ていただきたいです。当初のイメージの作品を作ってもらいたい」と制作サイドにエールを送ったという。
同席した制作幹部は、「『いだてん』は、近代をほぼ無名の人物を主人公に描くという我々としても挑戦的な大河ドラマとして作っています。特効薬的なものがあったら逆にお聞きしたい」と話したというのだ。
「あり得ない逆質問に、現場の記者たちは固まってしまったという。低視聴率を打開する策が尽きてしまい、投げやりになっているような答え方だったようだ」(放送担当記者)
先月末には、阿部サダヲが日本にオリンピックを招致した男・田畑政治を演じる第2部のキャストが発表されたばかり。
そのうち、日本人女性初の金メダリスト・前畑秀子を演じる上白石萌歌は役作りのために7キロ増量したことを明かしていただけに、熱演が期待されるが、どうやら、キャストたちと制作サイドの熱量にかなりの“温度差”がありそうだ。
「視聴率は低迷しているが、ネットニュースでの反響は大きい。ネットには多くのネットユーザーの意見が書き込まれているが、中には今後のドラマ作りや、視聴率アップのためのヒントになりそうなものがたくさんある。そういう意見を活用しても良さそうなものだが」(テレビ局関係者)
まだ半年以上放送を残す大河だけに、巻き返しが期待される。