報道をまとめると、昨年12月に発売した、解散前のラストCDとなったベストアルバム「SMAP 25 YEARS」が上半期で116万枚を売り上げ、63万枚で2位となったAKB48の「サムネイル」に50万枚以上の大差をつけてアルバム部門1位を獲得した。
国民的グループとして人気だったSMAPだが、同部門で初の戴冠となり、91年9月のデビューから昨年大みそかの解散まで25年4か月の活動を経ての首位は最長記録。また、発表の時点で解散・引退および活動休止状態にあるアーティストによる1位も初。記録ずくめとなった。
また、昨年12月発売のDVD&ブルーレイ「Clip! Smap! コンプリートシングルス」も計49.7万枚を売り上げ、総合ミュージック映像部門で2位を獲得。総売上金額は86.7億円を記録し、アーティスト別トータルセールス部門でも初の1位を獲得。見事2冠を達成した。
「SMAPがこれだけ稼いでも、メンバーたちに入る金は微々たるもの。ファンはSMAPの解散を阻止できなかったジャニーズ事務所に対する怒りや恨みを抱えているが、音楽ソフトを購入することによってジャニーズを儲けさせてしまっているだけ」(レコード会社関係者)
稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人が9月8日の契約満了を以って退所することが公になった19日付のオリコンデイリーランキングでは、代表曲「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」が前日の100位圏外から25位に急浮上。
ファンたちはメンバーがどんな状況であれSMAPの再結成を願ってやまないだけに、今後も“購買運動”は続きそうだ。