第93話では、なつ(広瀬すず)が、東京に駆け落ちしてきた夕見子(福地桃子)と雪次郎(山田裕貴)とともに映画鑑賞に。その帰りに3人は川村屋を訪れるが、夕見子がマダム(比嘉愛未)にある相談を持ち掛け――というストーリーになっていた。
“しっかり者”として以前から人気を博していた夕見子の久々の登場となったが、視聴者からは落胆の声が聞かれている。
「きっぱりとした性格で知られている夕見子。牧場仕事も『やりたくないからやらない』と言い、大学入学後に里帰りした際には『何さ、この家は。女は働いて飯を作り、男は座って飯を待つ。相変わらず遅れてますもね』と言い放つなど、意思の強さをたびたびのぞかせていましたが、現在北海道大学に在学しているにもかかわらず、突然駆け落ち。その理由が『ジャズ喫茶を開きたい』というものだったことが、この日の放送で明らかになり視聴者からは『ゆみこは現実主義だと思ってた…キャラクター無視してる』『大好きだった唯一救いのゆみこが…何とも言えない残念な子になっていてとても悲しい』という声が殺到。少なくとも北海道時代、夕見子がなつを精神的なよりどころにしているような描写はなかった。駆け落ちの際になつを頼って来たことについても違和感を指摘する声が多く集まっています」(ドラマライター)
また、劇中のなつのある台詞にも批判の声が集まっている。
「作中、恋の話になった際、2人に坂場(中川大志)の存在を指摘されたなつが『違うから! 今は絵でつながってる人がいるだけで十分だから』と発言。これに雪次郎が『なっちゃん……それはダメだ。もう天陽(吉沢亮)は諦めれや。あいつはもう人の旦那だ』とツッコまれる発言がありました。しかし、これについて『天陽は別の女と結婚したけど私とは魂のレベルで繋がってるから!とか言ってる不倫女みたい』『人の夫をそういう風に例えるの気持ち悪いわ』という声が続出。なつは『なしてそんなこと言うかな』とつぶやいていましたが、視聴者からは『こっちのセリフ』というツッコミも上がっています」(同)
登場人物たちの身勝手さに、朝ドラファンもげんなりとしているようだ。