「第96回全国高校野球選手権大会」の1回戦(13日)、九州国際大付属と対戦した東海大四高の西嶋亮太投手が、推定50キロ台の超スローボールを武器に12個の三振を奪取。甲子園のスタンドを沸かせ、東海大四高は6-1で見事勝利を収めた。
西嶋投手のスローボールについて14日、元フジテレビのアナウンサー・岩佐徹氏が「投球術とは呼びたくない」「世の中をなめた少年になって行きそうだ」などとツイッターで発言し、騒動に発展。批判が殺到した岩佐氏は、翌15日に「『世の中をなめた』はまったく『余計』でした」と釈明した。
16日、岩佐氏のつぶやきにテキサス・レンジャーズのダルビッシュ有が自身のツイッターで「自分としては一番難しい球だと思ってます。言ってる人はピッチャーやったことないんだろうなと思います」と持論を展開し、西嶋投手を擁護していた。
一連の騒動に太田光は「ダルビッシュも言いたがりだよね。アイツは。ツイッターだろ!?」とチクリ。「でも、昔からそうだよね。こと高校野球は」と語ると、田中裕二は「聖域みたいなところあるから」と同調した。
また、太田は「下手なこと言えないみたいな。ましてや、今それが公になっちゃうからね。そのつぶやきが、ほんとに」と世相を解説。田中が「だからツイッターも、すぐ炎上しちゃった。どっちが良い悪いじゃなく、言った内容が良い悪いじゃなく、自覚が…」とコメントすると、太田は「(自覚)ないんだろうな。両者」と苦言を呈した。
太田は、以前から高校野球には論争が付き物と主張し、1992年「第74回全国高校野球選手権大会」の明徳義塾高校戦で星稜高校の松井秀喜が5打席連続敬遠された騒動を例に挙げ、「ツイッターうんぬんじゃなくても、やっぱあったよね、昔も。なんかあると誰かが批判して。それこそ松井の敬遠だって」と語ると、田中は「あれは論争だったもんね」と振り返った。
そして太田は「色々が乗っかっているんでしょうね。普通の野球とは違ってね。投げさせ過ぎじゃないかとか、あと別の部員がタバコを吸って出場停止になったとかさ。高野連のやり方がどうとかさ。昔からあるじゃん」と語った。