「馬鹿よ貴方は」は新道竜巳と平井“ファラオ”光からなるコンビ。シュール系の漫才で『M-1グランプリ2015』(テレビ朝日系)で決勝に進出し、話題となった。
「サンミュージックのお笑い部門は、サンミュージック企画に所属しています。最高齢の若手芸人といわれるブッチャーブラザーズを筆頭に、『ルネッサンス』でおなじみの髭男爵、『ゲッツ!』のダンディ坂野、『そんなの関係ねぇ』の小島よしお、『ワイルドだぜぇ』のスギちゃんなど、キャラクター芸人が多く所属しています。稼ぎ頭としてはカンニング竹山やメイプル超合金がいます」(放送作家)
サンミュージックは芸人再生工場といわれる。これはなぜだろうか。
「サンミュージックの芸人は、ほかの事務所から移籍した芸人が多く、芸歴も長い人間が多くいるためですね。カンニング竹山は、多くの事務所を渡り歩き、芸人として鳴かず飛ばずでした。サンミュージックでは年に一度、マネージャーが担当したい芸人を選ぶ審査があります。カンニングは担当希望者がおらずクビになりかけましたが、芸人部門を統括するブッチャーブラザーズのリッキー預かりとなり、そこでライブで開き直ってキレ芸を披露したところウケてブレイクにつながりました」(前出・同)
「馬鹿よ貴方は」にとっては、最適なポジションを獲得したといえるかもしれない。