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オークス 本紙・橋本記者がミンティエアーの勢司師を直撃

 今週は牝馬3冠の第2弾「第68回優駿牝馬(オークス)」(JpnI 東京芝2400m 20日)が行われる。下馬評はダイワスカーレットの2冠が有力視されているが、距離、コースとも初めてで予断を許さない。そこで、美浦黄門こと本紙・橋本千春記者が、オークスの秘密兵器として白羽の矢を立てたのはミンティエアー。父はダイワスカーレットと同じアグネスタキオン。血統的にも奥が深い逸材だ。指揮官の勢司和浩調教師もスマイルトゥモロー(2002年)以来、5年ぶりに巡ってきたチャンスに意欲満々だ。

 −−フローラルS直後のコメントで「(対ベッラレイアは)本番で逆転できない着差(2着)ではない」と語っていたのが印象的でした。その気持ちは今も変わりありませんか。
 勢司師「ありません。トライアルは蛯名(騎手)が本番を見据えていろんなことを教えてくれた。馬群の中で折り合いに専念し、直線は狭いところから抜け出してきた。そういう競馬ができたのは大きな収穫だったと思う」

 −−桜花賞馬ダイワスカーレットはじめ、強敵が待ち構えています。
 勢司師「TRで経験したことが本番につながると信じています。相手うんぬんより、自分自身との闘いになる。自分の競馬ができれば結果はついてくる」

 −−開業3年目にスマイルトゥモローで優勝していますが、2頭を比較してください。
 勢司師「スマイルトゥモローは完成度は高くなかったが、肉体面が強くハードなケイコを課しても根を上げなかった。ミンティエアーは少し弱いところがあり、デビューは今年の1回東京と遅かった。でも、無理してデビューを早めていたら、こうしてオークスの舞台には立てなかったと思う。馬主さんの理解があって辛抱強く待ってくれたおかげと感謝している」

 −−追い切りに蛯名騎手は乗りませんでした。
 勢司師「騎手が乗ってオーバーワークになったら困るからね。入厩当初からワガママなところがあり、時間をかけて人間の指示に従うように調整してきた。ケイコとレースの役割分担は明確にする。それがわたしの流儀(ポリシー)です。ジョッキーにはレースでこの馬の力を存分に引き出してもらいたい」

 −−追い切りの感想を聞かせてください。
 勢司師「直線は見せムチを多用して、ハードに追った。それでも引き上げてきた時は全然、苦しい素振りは見られなかった。当初からタイム以前に追い切り後の様子が重要だったので、満足している。状態に関しては心配な点は何ひとつない」

 −−最後に意気込みをお願いします。
 勢司師「デビュー前からオークスを意識してきた馬。ここまでやれることはすべてやったし、人事を尽くして天命を待つ心境ですね。運があれば競馬の神様が下りてきてくれる(笑)」

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