板東の個人事務所はおととし12月に名古屋国税局から架空外注費約5000万円を含む所得隠しを指摘され、修正申告したものの、昨年3月以降は、レギュラー番組をすべて降板したうえ、「業務提携していた東京の大手芸能プロからは、申告漏れが発覚した時点で業務提携を打ち切られてしまった」(週刊誌記者)。すでに事務所を閉鎖したが、収入がなくなったため、所有していたビルを知人に買い上げてもらうなど資金繰りに困っていたことが一部で報じられた。
昨年11月に謝罪会見を開いたものの、申告漏れについて「カツラは経費で落ちると聞いていた」などと釈明し、肝心な深刻漏れの中身には一切言及せず。おまけに、「執拗に追求されることを恐れ、会見から一般紙の記者を締め出そうとして猛反発をくらって結局、会見に入れた」(同)という悪あがきまでしていた。
ところが、昨年12月24日の深夜に放送された不幸エピソードを披露する、明石家さんまが司会をつとめたフジテレビ系「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー2013」にタレントの板東が電話生出演。「話し相手がおらんから寂しい」「明るい番組をうなずきながら見るしかない」という寂しい現状を告白していた。
各紙によると、復帰に至るには、板東と親交の深い吉本所属のさんまが最終的に後押ししたとみられ、さらに、親交のある吉本に所属していた元タレントの島田紳助氏にも協力を仰いだという。
具体的な復帰番組については、いずれも関西ローカルでさんまが司会をつとめる、関西テレビ「さんまのまんま」、MBSテレビ「痛快!明石家電視台」、MBSラジオ「ヤングタウン土曜日」の3本で、吉本が各局と調整しているという。
さんまのバックアップで一から出直すようだ。