『あしたのジョー』は高森朝雄(梶原一騎)原作、ちばてつや画によるボクシング漫画。東京の山谷の「ドヤ街」にふらりと現れたジョーはアル中の元ボクサー・丹下段平にボクシングセンスを見出される。途中少年院に入るなど紆余曲折はあるが、ジョーは一つ一つ試合に勝利し、頂点へと上り詰めていく。そして最後は世界チャンピオン・ホセと拳を交わすのだ。
本作は1968〜1973年にかけて「週刊少年マガジン」に連載。当時の反響は大きく、ジョーのライバルである力石徹が作中で死んだ時には、架空の人物であるにもかかわらず、葬儀が行われた。また、よど号ハイジャック事件では、犯人が「われわれは明日のジョーである」と声明を残している。さらに、辰吉丈一郎をはじめボクシング界にも多大な影響を与えた。累計発行部数は2000万部以上。人気のコンテンツだけに、制作された媒体は、アニメ、ゲーム、実写映画、舞台など多岐にわたる。
その大ヒット漫画とタイアップしたのが『CRぱちんこあしたのジョー』だ。サミーがパチンコ『ジョー』を発表したのは今作で2回目。前作は老若男女問わず幅広いファンから支持を得ていた。そこから月日が経ち、今回満を持して4年ぶりの新作。ギミックや液晶のクオリティーはよりアップしており、再びジョー旋風が起こることは間違いない。
前作のスペックは確変が一定回数で終了するST(スペシャルタイム)機だったが、今回はオーソドックスな確変ループタイプを採用している。『ジョー』と言えば、個性的なライバルたちだ。力石、ハリマオ、金、カーロス、ホセ…数々のバトルシーンは今作でも目玉の演出となっている。前作を上回る白熱のバトルシーンに、『ジョー』の原作を知らない人でも手に汗握ることは必至だ。
通常時の注目ポイントは「激JOEストック」&「炎JOEゾーン」演出。前者は7図柄が出現した数だけアイコンをストックし、ストック放出時のジョーのアクションによって期待度が変化する。後者は発生しただけで信頼度が大幅アップ。突入タイミングは変動中からリーチ後までと多彩だ。
また7図柄揃いの大当たりは「頂JOE BONUS(約2160個+小当たりRUSH)」となり、大当たり終了後は約1.02分の1で小当たりが発生するGTR(限界突破RUSH)に突入。次回大当たりが発生するまで出玉が増幅する。
3月4日より全国のホールへ導入予定。
【基本スペック】
大当たり確率(高確率時)…約319.7分の1(約50.4分の1)
確変突入&継続率…65%(次回まで)
時短回数…100回
大当たり出玉…約810or2160個
小当たり確率…約1.02分の1
【大当たり内訳】
(左打ち時)
16R確変…10%
6R確変…55%
6R通常…35%
(右打ち時)
16R確変…32.5%
6R確変…32.5%
2R通常…35%(ショート開放)
©高森朝雄・ちばてつや/講談社 ©高森朝雄・ちばてつや/ TMS ©高森朝雄・ちばてつや/ 講談社・TMS ©Sammy