「生放送での木村のリーダー然とした不遜な態度が、メンバーたちの怒りに再び火をつけてしまった。その後も4人が唯一勢ぞろいするレギュラー番組『SMAP×SMAP』の現場では、リーダー然と振る舞う木村に無視する4人という状況が続き、キレた木村が『あの4人をクビにしてくれ』と直訴したという報道もありましたね」(前出・小松氏)
それでも、解散ではなく実質的な活動休止などの選択肢もあったはずだが、メリー氏は裏切り者を許すほど甘くはなかった。
「今年6月の時点で全員事務所との契約更新は決まっており、このまま現状維持でSMAPは存続するはずだった。ところが、ジャニーズ側は『木村を中心にまとまって25周年記念コンサートをやれ。やらないなら休業しかない』と強く迫り、その一方で香取慎吾(39)、草なぎ剛(42)、稲垣吾郎(42)に対してジワジワと仕事を干し上げ始めたんです」(前出・芸能関係者)
これで香取が『いっそ解散してしまったほうがマシ』と考えるほど追い込まれてしまったのだ。
しかも解散発表後、ジャニーズ側は御用マスコミを通じてまったく違うストーリーを喧伝し続けている。いわく、「ジャニーズ事務所は解散を思いとどまるように説得したが、香取慎吾と草なぎ剛が強く解散を主張した。特に香取が強硬で、解散するしかなかった」というものだ。
「解散を主導したのはジャニーズですが、木村に傷がつかないように2人を悪者に仕立てたんですよ」(事情を知る芸能プロ幹部)
極め付きが、8月22日、休暇中のハワイから帰国した木村の発言だろう。解散発表時、家族でハワイに“避難”していた木村は詰め掛けた報道陣に自ら歩み寄り、「去年の末から今回の騒動に至るまで、自分自身は変わっていない」と“裏切り者”呼ばわりされるのを否定してみせたのだ。
「木村とジャニーズは、そこまでしてメッセージを発信する必要があった。裏切り者のダーティーなイメージをなんとか払拭しようと、やっきになっているようです」(スポーツ紙記者)
そして、実はこの木村発言の背後にも、メリー氏と静香の影が見え隠れしているのだ。
「木村と静香のハワイ滞在中、メリー氏も現地入りしています。ハワイにある双方の別荘は車でわずか10分程度の距離にあるそうですし、木村はメリーさんと静香から、今後の対応を伝授されたのでしょうね」(夕刊紙記者)
キムタクから1日遅れで帰国した静香も、空港に居合わせた記者の質問に対して「皆さんの想像とは違いますから」と答えている。
「もちろん、夫である木村のイメージ回復のためですが、これでは他の4人を否定したも同然です。この夫婦の発言によって、わずかに残っていた関係修復の可能性も消えてしまった」(前出・小松氏)
男5人の絆は“女夜叉”によって崩れ去った。