最初の獄中結婚は2015年。支援者の60代男性・A氏と結婚した。しかし、A氏が交通事故で入院し、面会や差し入れなどの支援ができなくなったためか、2016年に離婚している。その後、木嶋死刑囚は、離婚した後に法律上最短で結婚できる100日後を待って逮捕前から知り合いだったB氏と2度目の獄中結婚をし、その翌日に元夫のA氏と養子縁組している。2017年5月から木嶋死刑囚のブログでは、既婚者の“王子”としてX氏がたびたび登場していた。B氏との離婚時期については不明である。
同年5月29日付のブログには「◯◯◯◯王子から初めてお手紙を頂戴したのは、5年前の5月のことでした。実は王子の後輩や上司ともお目に掛かったことがありまして、かなりオープンでクリーンな交際を続けてきました。ディープな関係になったのは、去年からです」とある。
文春オンラインの報道を受け、ネットでは「恋愛能力がマジですごい」「3回も獄中結婚していたことに驚き」「頼むから婚活本か恋愛本を出してくれ!」「女は見た目じゃないってことは本当なのか」と、木嶋死刑囚の“モテ力”に感嘆する声が相次いだ。
なぜ、木嶋死刑囚がこれほどまでに男性を魅了するのか。
実際に木嶋死刑囚の裁判を傍聴したという人物らはネットで「とにかく仕草がつやっぽかった。髪をかき上げたり、資料をめくる動作が洗練されている。死刑になるかどうかで裁かれている犯罪者とは思えない余裕があった」「あまりにかわいらしい声で、ていねいに話すから裁判で傍聴していてもこの人は悪い人じゃないんじゃないかと錯覚をしそうになった」などと投稿している。
他にもネット上では、木嶋死刑囚の男性同級生と話したことがあるという人物が、「顔はかわいくないのに、声や仕草がかわいくて“守ってあげなきゃ”という気にさせられたらしい。あと、男子と女子が言い合いになったときに男子の味方をする子だったって。だから木嶋のことを『ブス、太っている』っていう女子のほうが性格悪いって、男子の中ではなっていたらしい」とのコメントを残していた。
ネットでは他にも木嶋死刑囚のブログを読んだと思われるユーザーから「字がきれい。無邪気さを感じるイジリがあって意地悪に感じない。読み手の王子は、自分をかっこいいとほめてくれる文章を読んでいい気分だろうし、比較されてる人は嫉妬しそう」「話術のスキルが高いというか、口がうまいというか。 異性向けのコミュニケーション能力が高いんだろう」「獄中でも身ぎれいにしていて、字がきれい、料理が上手、聞き上手。モテる要素は外見じゃないね」とそのモテテクに驚きの声が挙がっていた。
木嶋死刑囚がただものではないことは確かだが、今回の結婚は相手が『週刊新潮』のデスクということもあり、双方ともに打算的な結婚という見方もある。今回の結婚がビジネスにせよ恋愛感情にせよ、木嶋死刑囚が人をひきつける“何か”を持っていることは確かだと言えそうだ。
記事内の引用について
木嶋佳苗死刑囚のブログ「木嶋佳苗の拘置所日記」より http://blog.livedoor.jp/kijimakanae/