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野球殿堂入り濃厚 ゴジラ松井が断ち切れない古巣とのしがらみ

 新春1月15日、巨人の監督人事がざわつきそうだ。

「彼が選ばれる可能性はかなり高いと見て間違いないでしょう」(プロ野球解説者)

 彼とは、巨人、ヤンキースなどで日米通算507本塁打の松井秀喜氏(43)のことである。松井氏は去る11月28日、2018年の野球殿堂入り候補者の一人にエントリーされた。アメリカの野球殿堂入りのほうでも候補者に挙がっているが、こちらはどうなるか分からない。しかし、日本では殿堂入りが「かなり高い」と予想されている。そこで急浮上してきたのが、古巣巨人との“接触”である。

 「ゴジラ松井が選ばれれば、2014年に45歳4か月で選出された野茂英雄氏を抜き、史上最年少(43歳7か月)での殿堂入りとなります。古巣巨人が祝福するのは当然といえば当然なんですが」(ベテラン記者)

 松井氏は現在、自宅のあるニューヨークを拠点としている。野球教室などを開催し、ヤンキースでもキャンプ中の臨時コーチを務めたことはあるが、正式な現場復帰については悲観的なコメントしか発していない。一時期は巨人の次期監督の最有力候補とも目されていたが、「本人は頑なに固辞した」(関係者)という。

 「巨人のなかでは松井氏の監督帰還の話はなくなっていません。高橋(由伸=42)監督の去就問題に絡んでくるので球団内部でその話はトーンダウンしていますが、将来の監督候補であり、いずれは本人も断りきれなくなるのではないかとの見方は有力です」(前出・関係者)

 その説得役が師匠・長嶋茂雄氏になるとの見方も強い。92年ドラフト1位で巨人入りしたときの指揮官が長嶋氏だった。氏は「4番定着1000日計画」とし、徹底的に松井氏を鍛え上げ、両者揃って国民栄誉賞にも選ばれている。巨人OBの一人がこう続ける。

 「ヤンキースに移籍する前年の02年でした。原辰徳監督(当時)と長嶋氏はシーズン中、松井氏と会食しています。その席上で原氏は巨人残留を必死に訴えました。会食後、原氏は残留の手応えみたいなものを語っていましたが…」

 同じ席上にいて、長嶋氏は違う感想を持ったという。松井氏の思いは止められない、と。その後、長嶋氏は「親の夢を子どもにいつまでも背負わせるのは良くない」といった主旨の話もするようになり、メジャーリーグ移籍後の教え子を陰ながら応援してきた。

 「松井氏が向こう(ヤンキース)で不振に陥ると、長嶋氏は国際電話を掛け、電話口の前で素振りをしてみろと言ったんです。電話口から聞こえる素振り音を聞き、アドバイスを送ったなんて逸話もあります」(前出・巨人OB)

 受話器から聞こえる素振り音からどんなアドバイスを送ったのかは謎だが、これも師弟愛だろう。その長嶋氏から巨人監督を正式に依頼されれば、松井氏も断れないだろう。

 「長嶋氏はヨシノブだってカワイイと思っているはず。ヨシノブから監督の座を奪うようなことはしたくないし、松井氏は今の巨人について聞かれると、『応援している』という言い方です。ヨシノブへの配慮ですね」(前出・ベテラン記者)

 とはいえ、18年シーズンも高橋監督が優勝圏内から脱落すれば、巨人フロントも動かざるを得ない。指揮官の進退を含めたチーム改革が検討される。その場合、今回の野球殿堂入り同様、松井氏も次期監督の候補の一人に挙げられるだろう。

 「02年、松井氏がメジャー挑戦を表明するまで、巨人要人は何度も残留の説得をしました。その際、『将来の巨人監督を約束する』といった文言も出たとされ、松井氏が今も頑なに固辞しているのはそのせいでは? 軽々しく、10年以上も先の話をされたことに不信感を抱いたとしても決して不自然ではありません」(前出・関係者)

 野球殿堂入りが決まれば、そのセレモニーはペナントレースの開幕に前後して行われる。また、2月キャンプで松井氏が巨人臨時コーチを務めるかどうかもまだ決まっていない。帰国すれば、次期監督の話がついてまわるだけに、松井氏は殿堂入りを素直に喜べないかもしれない。

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