同ドラマの主演は瑛太、ほかに石原さとみらが出演する。医大を舞台に、生きる意味や命の重みを問う医学生たちの青春ストーリーで、矢田は頭脳明晰(めいせき)でスタイル抜群の法医学ゼミ助教授を演じる。
「以前はかわいらしい役が多かったが、母親になって強い女性に成長したことをアピールするため、大胆なイメージチェンジになるような役を引き受けた」(テレビ誌記者)
矢田のドラマ出演は06年4月から放送された月9ドラマの「トップキャスター」以来約2年半ぶり。同年11月に押尾と結婚。その後、長男を出産し産休したため、結婚後、初めての本格的な仕事となった。長いブランクのある矢田を表舞台に戻すために、所属事務所は大幅な“ディスカウント”でブッキングしたようだ。
「全盛期は矢田のギャラは1本あたり250万円ぐらいで、女優の中でもトップクラスだった。しかし、今回は1本80万円ぐらいまで大幅に下げた。テレビ各局は業績不振で、ドラマ制作の経費もどんどん削られているので、矢田もその辺の事情を考慮して事務所と話し合い、仕事復帰となった」(芸能プロダクション関係者)
ドラマの放送に先駆けて、「週刊プレイボーイ」のグラビアを飾ったが、「プレイボーイのグラビアを飾るとかなりの宣伝効果があるので、基本的にノーギャラ。それだけ、矢田も事務所も売り込みに必死になっていたということ」(同)
かつてのトップ女優がそこまでしたのには、彼女なりの深い理由があるようだ。
「矢田の夫の押尾は昨年、エイベックスに移籍したにもかかわらず、いまだにまともな仕事が入っていない。押尾の元旦のブログは『今年はガンガン攻めるので、よろしく!』と相変わらず威勢はいいのですが。子育てもひと段落し、子供が成長するにつれてお金がかかる。そこで、矢田も一家の“大黒柱”となる意気込みで復帰を決心したのでしょう。離婚説がたびたび流れているが、矢田がドラマを撮っているうちは、忙しくてそれどころではないはず」(週刊誌記者)
全盛期の矢田はドラマとともに、実入りが大きいCMでも稼ぎまくっていた。しかし、CMの方も期待できないという。
「不況でどこの企業も確実にPRになるCMしか打たないからタレント選びも慎重になっている。結婚前後の押尾とのすったもんだでスキャンダルのイメージが強い矢田は起用しづらい」(広告代理店関係者)
なにはともあれ、今後の女優生命は復帰作のデキにかかっていることは間違いなさそうだ。