だが、冒頭から彼は昨日の気勢はどこへやら、気が抜けたように、「会見が2時間半くらい経ってから、こういうお笑いもあるんだと教えられてるのかな」と発言。つまりは、それだけ大いに失望したということだろう。
また、加藤は会見を見た感想について、「こういう会社の社長のところにいたんだって辛くなった」「気持ちが入ってないし、伝わらない。言葉がヘタでも気持ちがあったら伝わるんです、拙くても」と苦言。
さらに、加藤は今後の吉本について、「局からお金がいくら入って、何%(タレントに)払われているということを明確にしてほしい」と求めつつ、「そこは家族と言うことで“なぁなぁ”にしてほしくない」と要求。そして、岡本社長から「家族みたいに『頑張ってるか?』『大丈夫か?』と言葉をかけられたことは、僕は一度もない。吉本に30年いて一度もない。それで、こういう場所で家族という言葉を使われても何も響かない」と冷めた表情で話していた。
今回、宮迫と亮のウソと社長会見とは、切り離して考えるべきという意見があるが、ロバート・キャンベル氏は「(岡本社長はこの1か月)調査をしていたと言っていたが、調査して分かることを途中で発表しないと、吉本が社会を欺いているという風に判断されても仕方がない。(調査の結果)説明できることがあるなら、理路整然ロジックをもって説明すべきなのに、(昨日の社長は)一言もなかった」と批判。つまり、これだけの騒動になったのは吉本の保身でもある。
編集者の箕輪厚介氏も、会見の感想について、「すべての質問に対する答えが後付けの理屈で全く筋が通ってない。宮迫さんをクビにする理由が、もし反社からお金を受け取っていることであるならば、(それを覆してすぐに)『戻って来いよ』というのもおかしい」と疑問視していた。
さて、加藤は本日(23日)夕方、大﨑洋会長と面談するという。昨日の同番組で、現体制のままなら退社すると言っていたが、すでに「腹は決まっている」という。この後、どんな結論を出すのだろうか。