各紙によると、総会の冒頭、畠中社長は「所属事務所としても責任を痛感しております。当人に替わり、また所属事務所として、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、役員一同心よりおわび申し上げます」と、ほかの役員ととともに株主たちに対して頭を下げたという。
株主からも小出に関する質問が飛んだというが、畠中社長は「結果として相手の方と親権者の方に大変なご迷惑をおかけしてしまい、できる限りの対応をさせていただいております」と現状を説明。「創業39年の中で最大の不祥事。コミュニケーションを密にしてきているので心配ない旨の回答をさせていただいていた中で、非常に重く受け止めている」と事態の深刻さをうかがわせた。
株主たちには、社内に再発防止の委員会をたちあげたことを報告。今後の小出の処遇について、「社会人として、犯してしまった罪をきちんと償わせる所まで向き合っていくことが、マネジメント会社の仕事ではないかと思う」と現時点での解雇を否定。しかし、契約継続に関しては「推移を見守り、しかるべき時にしかるべき判断をさせていただきます」と、今後の状況次第では解雇の可能性があることも示唆したというのだ。
「小出の件は起こってしまったから仕方ないが、株主総会へ向けての明るい話題として、サザンオールスターズの桑田佳祐がソロとしてアルバムを発売し、2度目の5大ドームツアー開催を各スポーツ紙が報じた。とはいえ、小出の不祥事はあまりにもダメージが大きすぎて桑田の発表ではとても埋めることができなかったが…」(芸能プロ関係者)
株主総会での社長の謝罪が功を奏したのか、26日午前10時時点での同社の株価は前日比プラス20円の3200円。
今後、小出は会見を行うものとみられるが、会見が株価にどう影響するかが注目される。
※写真・株主総会が行われた東京・両国国技館