エミネムを主役に迎えドリームワークス製作の1人のボクサーを描いた『サウスポー』の監督に、代表作『トレーニング・デイ』のアントワーン・フークアの名前が挙っている。
現在、中国にて楊貴妃の伝記を撮影中のフークア、この秋に撮影開始を目指すこのボクシング映画の監督を務める話し合いの席にいるといわれている。
ウェルター級で世界タイトルを手にした新星のボクサーが悲劇を乗り越え、栄光の道のりへと復活する姿を描く『サウスポー』の脚本はカート・サターが担当する。
カートは以前、エミネムが最新アルバム『リカバリー』で描いた エミネム本人の薬物中毒との闘いの一部を今作のストーリーに取り入れると語っていた。
「彼はボクシングというジャンルにとても興味があるし、彼の人生が乱闘に溢れたものだったから、ある種の比喩的なものを好む傾向があるみたいなんだ。ある意味この作品は『8Mile』続編のようなもので、ありのままの伝記作品というよりは、彼の人生における第2章をたとえ話として描くことになる」「この作品の軸として、ボクシングという例えを用いたこの映画は、彼のここ5年間の人生に於ける闘いを振り返ったものになるよ」