休養明けの韓国馬事会杯に続き、カシオペアSを連勝。破竹の勢いのダイワファルコンにとってここは通過点に過ぎない。
弥生賞でヴィクトワールピサ相手に3着と素質の片鱗を示した、未完の大器がようやく軌道に乗ったからだ。来シーズンは重賞戦線を賑わすことは間違いなく、3連勝で弾みをつける。
まして、中山は〈5111〉と安定感抜群で、自分の庭同然。しかも、そのうち3勝(2着1回)が1800メートルだから、勝利の方程式に当てはまる1戦と断言できる。
敢えて不安材料を探せば、折り合い。しかし、充実著しい今ならそれも杞憂に終わりそう。北村騎手も完全に手の内に入れており、期待して大丈夫だ。
相手は、モンテエン。福島記念7着は道悪馬場に殺されたもの。舞台が得意の中山に替わり、良馬場なら巻き返しは必至。フランス帰りのナカヤマナイトも不気味。共同通信杯優勝と、皐月賞、ダービーの両GIで5着、4着した実績と実力は侮れない。
◎13ダイワファルコン
○10モンテエン
▲12ナカヤマナイト
△2アドマイヤメジャー、6カルマート、11リベルタス
☆中山10R「香取特別」(ダ1800メートル)
まだ底が割れていない、3歳馬のヒラボクマジックが狙い目。
新馬そして、前走の500万条件の2勝とも0秒5差、0秒4差突き放す圧勝劇だから凄い。しかも、どちらも中山でのパフォーマンスだ。
短期放牧を挟み、万全といえる出走態勢が整っており、2連勝のチャンスは十分だ。
実績上位のセイリオスはトップハンデ58キロがカギだが、実力的に好勝負に持ち込みそう。
◎13ヒラボクマジック
○7セイリオス
▲8コンノート
△1エイブルブラッド、10オリエンタルジェイ、15マルブツビアン
☆中山9R「ひいらぎ賞」(芝1600メートル)
1戦ごとに地力強化の跡を示す、リアルフレアをイチ押し。
休み明け(0秒2差3着)を使われた効果も絶大で、プラスアルファは計り知れない。差し切りが決まる。
◎13リアルフレア
○4ヴァリアシオン
▲10トランドネージュ
△6セコンドピアット、12ヴィオラーネ、16モエレフルール
☆小倉11R「豊明特別」(ダ1700メートル)
好走条件の整った、トミケンヒーローが混戦に断を下す。
前走の三峰特別4着はコース適性の差が出たもの。着外は2回とも東京コースだ。それ以外は、〈2100〉と抜群に安定している。
追い切りの動きから状態は文句なしと判断でき、チャンスは十分考えられる。先行抜け出しの勝ちパターンが決まる。
◎4トミケンヒーロー
○14トキノフウジン
▲9メイショウエバモア
△2エンジョイタイム、5ドリームザネクスト、10アクティビューティ
☆阪神11R「阪神カップ」(芝1400メートル)
春のマイル王(安田記念)に君臨した、リアルインパクトがマイルCS5着(0秒4差)のリベンジ。
そのマイルCSは位置取りが悪く、不完全燃焼に終わったもの。1番と絶好の枠順を引いた今回は、好位3番手から抜け出した安田記念の再現が期待できる。
◎1リアルインパクト
○11マルセリーナ
▲12スマイルジャック
△2フォーエバーマーク、16グランプリボス、18リディル
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。