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42歳女が元交際相手の個人情報を不正取得

 元交際相手の男性のインターネット通販で使うIDとパスワードを不正に取得し保管していたとして、警視庁サイバー犯罪対策課は9月14日、不正アクセス禁止法違反(他人の識別符号の不正保管)の疑いで、無職の女(42=東京都目黒区)を東京地検に書類送検した。

 他人のIDやパスワードなどを不正に保管する行為は、今年5月施行の改正法で禁じられ、同容疑での立件は全国初。

 書類送検容疑は、今年5〜6月頃、元交際相手の都内の40代の男性会社員が所有する、衣料品店のネット通販サイトで使うIDとパスワードが書き込まれた手帳を盗み、自宅に保管していたとしている。

 同課によると、女は昨年9月、男性と交際をめぐってトラブルになり、男性の使っていたメールや通販サイトなどのIDとパスワードが書き込まれていた手帳を盗んでいた。2人は昨年12月に別れたが、女はその後もメールやサイトの商品購入履歴を勝手に閲覧しており、調べに「相手の行動を把握したかった」と容疑を認めている。女は「男性が憎く、許せなかった。今は反省している」と話している。

 同課によると、男性は昨年12月に女と別れて転居。その後、別の女性と結婚していた。女は手帳に記録されていた男性のフリーメールや、通販サイトのIDとパスワードを使って不正アクセスし、新居のマンションの住所を把握。

 転居先を知った女は、今年7月に男性が住むマンションの敷地内に入り、住居侵入容疑で逮捕、起訴されていた。
(蔵元英二)

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