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結婚しても子どもがいても幸せじゃない?

 あなたは、結婚することや子どもがいることを幸せだと思うか?

 マーケティング調査会社の『GfKジャパン』が15日、世界17か国2万3千人を対象に実施した「理想的な生活について考えた場合に、欠かせない要素はなんですか」というアンケートの結果を発表した。

 その結果、「幸せな結婚」と回答したのは、17か国の全体平均では60%だったのに対し、日本では43%で、17ポイントもの開きがある。さらに、「子ども」は全体平均では46%だったが、日本では31%という結果になった。

 つまり、日本人は世界的に見て「結婚すること」や「子どもがいること」を幸せと感じにくい人種と言えそうだ。

 この調査結果に関して、ネット上では、様々な意見が飛び交っている。

 まず、全体的に多く目立った意見として、「子供のあるなしで、使えるお金が全く違ってくるもん」「子供がいたら金がかかるから、経済的に安定しないしね」「一生困らない資産がすでにあるなら、子供いたらもっといいと思うけど、ほとんどの家庭はそんなゆとりないからね。やっぱお金だわ」など、子どもの好き嫌いではなく、お金がないため子どもを産むのが難しいと考えている人が多いようだ。

 また、「結婚して子供産むのが当たり前と思ってるのは、年寄り世代じゃないの」「幸せの形がそれぞれ違うからね」「子供はいても、いなくても、幸せでしょ」といった、「子どもがいて当たり前」、「子どもがいる家庭は幸せ」という固定概念を否定する意見も多く見られる。

 先日電車に乗った時、赤ちゃんが泣きだし、肩身の狭そうな表情を浮かべる母親の姿を見て、「子どもを産むのは大変そうだな」と思ってしまった。子持ちの親は世間から、「親ならちゃんとしつけとけ」「育てられない親が子どもなんて作るな」というプレッシャーを常に感じている。

 もう少し、私たちの子持ちの親に向く視線が優しくなれば、この調査結果も多少は変わってくるのかもしれない。

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