「キムタクは昨年7月期に放送された『HERO』(フジテレビ)で平均視聴率20.97%を叩き出し、改めて“キムタクブランド”が健在であることを証明した。対する堺は一昨年に放映された『半沢直樹』(TBS)で全話平均28.7%、最終回は42.2%とドラマ視聴率で今世紀最高記録を打ち立てている」(業界関係者)
当代きっての視聴率男二人がプライドとキャリアを懸けてぶつかり合うバトル。初戦を制したのは木村だ。
「『アイムホーム』初回視聴率は16.7%。対する『Dr.倫太郎』13.9%。木村の圧勝だった。この結果にドラマ関係者は驚いていた。堺は、前クールの柴咲コウ主演『○○妻』の初回視聴率14.4%にも負けたばかりか、『半沢人気は何だったの?』、『もしかして一発屋』の声すら上がり始めているんです」(ドラマ制作会社プロデューサー)
木村が圧勝した理由を探ってみると、浮かび上がってきたのは想定外の姿。制作スタッフに対しても謙虚で低姿勢、常に協力的だったというのだ。
「かつての木村は常に上から目線。テレビ界では“俺様、何様、木村様”と現場スタッフの評判も散々だったが、今回はこれが木村か、と思うほどの変わりよう。一番は番組宣伝への協力です。『SmaSTATION!!』『パネルクイズアタック25』『林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル』などにゲスト出演したんです。さらにドラマが放映された16日には情報番組を全て電波ジャックしたばかりか、『世界フィギュアスケート国別対抗戦2015』にもゲスト出演し、ドラマをPRした。フジやTBSでもやったことのない動きにテレビマンの誰もが驚いた」(フジテレビ関係者)
一方の堺は木村とは真逆の対応だったという。
「まるで昔の木村のような俺様ぶりだった。当初は編成を通じてドラマプロデューサーに『イッテQ』『行列のできる法律相談所』『しゃべくり007』など番宣絡みの出演をオファーしたんです。だが、堺サイドから『役者はタレントではない』という理由からバラエティー番組への出演を断られてしまったんです。当初はOA初日となる情報番組への出演も嫌がったほど。それを何とか説得して出演してもらったんです。堺サイドは言葉にこそ出しませんが、日テレに出てやった感がアリアリ」(事情通)
当然、『Dr.倫太郎』の制作現場は視聴率の結果を受け、どんより沈みかえっているという。