4月中旬に開かれたソフトウェア会社「アドビシステムズ (Adobe Systems)」の「ADOBE CREATIVE SUITE/Station5」のオープニング記者発表会にゲストとして参加した高城氏。新作映像「大黒天」の披露とそれについてトークをした。ADOBE(アドビ)のデザインソフトをつかって作ったという「大黒天」とは…。手ごろな大きさのマルがどんどん大きくなり、運転免許の高城氏の写真の目になり、東京の地図になり、日本になり、地球になるという過程をのろ〜いスピードで抜くという退屈な作品。動画サイトに数々アップされている同氏の作品をいくつか見たが、どれも単調な音楽が流れ、似たような感じ。あっと驚きもしない上にぜんぜん「さすが!」と思わなかった。リアルライブおなじみの芸術家M女史は同業者? として、「彼にあまり才能を感じない!」とばっさり切っている。
やっぱり、達者なしゃべりで場を盛り上げたり、環境について語ったり、高城氏の持つ「いろいろなモノがセット」で評価されている人なのだと思う。そんな彼が、妻に自分がPRに関わっている服やバックを身に着けさせたり、自転車に乗せたりするのはある意味自然。もはや彼の作品は「芸術」ではなく「宣伝」としての要素が大きい。
そんな高城から沢尻が離れたのは、多分もう彼から「学ぶものが無い」と判断したからではないか。夫の意のままに子供扱いされ、自由を奪われてまでも一緒にいる必要がなくなったのだろう。「金の切れ目」とあるが、頭がいい彼女の事、彼の才能がスゴければ、まだ一緒にいたはずだ。「創造する事に未来がある」という信念で作品を作り続ける高城氏。その考え方は共感できる。社会の発展を表した映像作品に“五穀豊穣”の願いを込めて「大黒天」と名づけるあたり、実は泥臭い人なのかもしれない。
<イケメン好きのコダイユキエ>