爆笑問題の田中裕二から「今回の騒動の後、貴乃花親方とお話は…」と尋ねられると、藤田は言いにくそうに「全く…ご存知でしょう」と返答。そして、「13年」にも渡って音信不通であることを明かし、「話せないんです」としみじみ語っていた。
突然、引退届を出したことに関しては「緊急に引退を決めたということは相当、つい最近に何かあったのだと思います」と話し、「私自身も頑固なところがある。決心したことは通せばいい」と一定の理解を示したが、「今まで応援してくださったファンだとか、お世話になった協会の方にしっかり出向いてごあいさつするのが一番いい」と言及。そして、「相撲道を通してきた自負があるから許せない部分があったんだと思う。戦いをやめて、これから社会に出ていろいろな勉強を積んでほしい」と語っていた。
これを受け、ネット上では「母としての気持ちは分かる」「いくつになっても子供は可愛いのは当たり前。切ない」など、藤田に同情する声が多く挙がることに。また、「この方なんやかんや言われてるけど、2人の息子を横綱にまでさせたのは、素直に凄いと思う」「貴乃花さんが横綱になれたのは、お母さんの応援が大きかった」など、貴乃花親方を支えた実績を讃える声も多かった。
一方で、この日、出演者のテリー伊藤が発した言葉は批判の的になることに。テリーは言葉を選びながら話す藤田に対し、「引退届も弁護士に持っていかせている。どうして自分で行かないんですか」と指摘。ネット上では「テリー伊藤は品がない。知らないのに勝手にしゃべるな!」「協会の仕事でももらいたいの?」という声も多く聞かれた。
テリーに対し、藤田は「私は味方でいたいんです。言わせないでください」と言葉に詰まりながら答えていたが、その姿もまた同情を誘ったようだ。
「親ならメディアに出ずそっとしておくべき」との意見もあったが、藤田が母としての顔を覗かせたことで、世間の協会に対する風当たりはますます強くなったようだ。