昨年の3冠は皐月賞13着、ダービー2着、菊花賞5着と無冠に終わっているが、本質的にはマイラーだけに仕方のない結果だった。
マイラーの資質は相当高い。前走のマイラーズCはその真骨頂といえる。直線2番手から抜け出す横綱相撲で、トライアンフマーチの差し脚を完封。1分32秒9の好タイムで完勝だ。もちろん、このパフォーマンスも序章に過ぎない。
大一番のここでさらに進化した走りを見せてくれるだろう。枠順も1枠1番と文句なし。強力な同型馬不在で展開もおあつらえ向き。
超一流のスピード+持久力は、2400メートルのダービー2着、神戸新聞杯2着で立証済み。先手必勝の勝ちパターンが決まるとみた。
◎1リーチザクラウン
○15トライアンフマーチ
▲16サンカルロ
△2スマイルジャック、3アブソリュート、9スーパーホーネット
東京9R「ホンコンJCT」(芝1800メートル)は、究極の上がり馬マイウエイで、安田記念の資金稼ぎだ。
前走の勝ちタイム1800メートル1分46秒5(0秒9差)は、先週の準オープン特別「むらさき賞」と同じ。しかも、自ら競馬を作ってこの内容(逃げ切り)だから凄い。
地力強化が目覚ましい今なら、ここも通過点に過ぎない。
◎7マイウエイ
○1チュウワプリンス
▲8シングンレジェンド
△2マイヨール、3ヒカルルーキー、5トゥリオーニ
東京最終R「ユニコーンS」(ダ1600メートル)は人気でも、バーディバーディには逆らえない。
驚くなかれ、ダートは前走の交流GII勝ちを含め5戦4勝、2着1回と連対率10割を継続中。非凡なスピードと、一流の競馬センスは3歳ダート王にふさわしい。
東京ダ千六も今春のヒヤシンスSを好タイム勝ちした実績があり、ちょっと死角は見当たらない。
◎13バーディバーディ
○1バトードール
▲16タイムカード
△3バルーン、8ドロ、12スターボード
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。