昨年から施行時期が12月から6月に“前倒し”。成長途上の3歳馬にとって、この時期に円熟した古馬勢と対戦するのは不利。大下内助手もその点が気になるようで、「同世代なら負けないだろうが、正直、期待半分、不安半分」と心情を吐露している。
ただ、適性距離の1200mにこだわり、クラシック戦線には目もくれず、放牧に出したことが成長を促したようだ。「放牧前はトモが寂しく見えたが、帰ってきて成長したし、向こうでもかなり乗り込んできたからね」
条件も古馬撃破を後押し。古馬一線級が59、58kgを背負うのに対し、軽量53kg、さらに、舞台はファルコンSを快勝した中京。ここをあっさり勝つようなら、秋のスプリンターズSが視界に入ってくる。
【最終追いVTR】3歳未勝利のマケテタマルカを5Fから追走。3F標では3馬身ほどあった差を徐々に詰め、直線は力強いストライドで逆に3馬身突き放した。いくらか体に余裕はあるが、このひと追いできっちり仕上がりそう。