みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
ショックでした。まさか桜花賞があんな結果が待っているとは…。いったい何があったというのでしょうか。レジネッタの優勝は範囲内なのですが、凡走を重ねてきた2着エフティマイアの大変身劇。前々走の菜の花賞では、1勝馬3頭に負けているじゃないですか。それに大敗続きのハートオブクィーンが際どい4着。リトルアマポーラに競り勝つのですから、穴党の私でも首をかしげたくなります。まさに春の珍事、幻想を見ているような感覚。前哨戦などはまったく参考外なのです。
このぶんでは来るオークスも大波乱の様相。お金があれば3連単の全通りでも買いたいよ、との声に妙に納得。
さて「マイラーズC」です。桜花賞と同じ阪神のマイル戦。人気の中心はカンパニー。中山記念は意表をつく2番手からの抜け出し勝ち。スローを見越した横山典騎手の見事な騎乗。今回は逃げるコンゴウリキシオーというハッキリした目標がいるので、またまた早めのスパートに出てくるかもしれません。
ところが、木曜、金曜と雨。土曜も馬場の回復が遅れそうだとのこと。馬力を要する馬場状態と判断。キャシャな馬体で58kgを背負うドリームジャーニーは、明らかに不利。瞬発力勝負のオースミグラスワン、そしてカンパニーも本来は不利。
で、注目しているのがハイアーゲーム。というのも、有馬記念の後にチョイスしたのが東京新聞杯。当時、初めてのマイル戦で、有馬記念より馬体増。明らかに次のレースへのステップ。それがなんと0秒2差5着。1番人気のカンパニーとクビ差。時計が1分33秒0。昨年の東京新聞杯を優勝したスズカフェニックスの1分32秒7と比較してもそん色なし。もし、キッチリ仕上げていたら、優勝したローレルゲレイロと際どかったはずです。
今回の阪神は昨年暮れの鳴尾記念で優勝。そのときの立役者、藤岡佑騎手とのコンビ。前記の東京新聞杯でも彼が騎乗しており、相性はすこぶる良さそうです。加えて、雨でスタミナを要求される馬場は、中距離をより経験しているハイアーに有利だとみました。