著名人の中で最速は、お笑いタレントでリオデジャネイロ五輪・男子マラソンのカンボジア代表としても知られる猫ひろしで、2時間半を切る快走。
ノーベル生理学・医学賞受賞者で京大iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授は3時間半を切るタイムで完走。先月17日には京都マラソンにも出場しており、わずか2週間でフルマラソンを2度完走した。
日本テレビの滝菜月アナウンサーと尾崎里紗アナはともに5時間台で完走。ほかには、お笑いコンビ・北陽の虻川美穂子、体操女子の2012年ロンドン五輪代表・田中理恵さん、サッカー解説者・北澤豪氏、モデルのアンジェラ芽衣らも完走を果たしたというのだ。
「07年にスタートした同大会。毎年、フジテレビと日本テレビが持ち回りで中継を行い、自局の女子アナたちを走らせ、自局の枠で多くの芸能人を走らせ、華やかな演出をするのが、レースのもう1つの見どころだった。ところが、大会を重ねるにつれて女子アナと著名人のランナーがどんどん減ってしまい、大会の盛り上がりが欠けている」(大会を取材した記者)
年々、マラソン人気が高まる中、東京マラソンへの一般参加を巡る抽選の倍率はここ数年10倍以上。そのことが女子アナと著名人が減ったことに大きく関係しているというのだ。
「参加したいランナーを差し置いて、番組の企画などでマラソン経験がない女子アナやタレントを自局枠で出場させることに各方面から批判が殺到。そのため、大幅に女子アナと著名人が減ってしまった」(テレビ局関係者)
とはいえ、“集客効果”が期待できる意外な大物が1人でも出場を表明すれば、盛り上がるはずだ。