昨年10月期にオンエアされた前作の初回は18.6%で、それを大きく上回るスタートは、視聴者の期待感の高さを伺わせた。
今年放送された民放地上波の連ドラの初回としては、4月期のフジテレビ系「ガリレオ」(福山雅治主演)の22.6%、7月期のTBS系「半沢直樹」(堺雅人主演)の19.4%をも超えて、トップとなった。
今クールでは、フジテレビ系「リーガルハイ」(堺主演/水曜日午後10時〜)初回(9日)の21.2%、人気シリーズのテレビ朝日系「相棒season12」(水谷豊主演/水曜日午後9時〜)初回2時間スペシャル(16日)の19.7%、TBS系「安堂ロイド〜A.I.knows LOVE?〜」(木村拓哉主演/日曜日午後9時〜)初回(13日)の19.2%の上を抜き、堂々のトップ。
主役の米倉が演じる腕利きのフリーランスの外科医が発する、「私、失敗しないので」「いたしません」…の決めゼリフも絶好調で、今後さらなる視聴率上昇に期待が高まる。
逆に、初回で高視聴率を弾き出していた「リーガルハイ」「安堂ロイド」は第2話で急落した。「リーガルハイ」第2話(16日)は16.8%で4.4ポイント、「安堂ロイド」第2話10分拡大版(20日)は15.2%で4.0ポイントの大幅ダウンとなった。
また、松田翔太がコミカルな医師役に初挑戦する、フジ月9枠の「海の上の診療所」(月曜日午後9時〜)の初回15分拡大版(14日)は15.6%で上々だった。
その他、ここ4週、11〜13%台で低調だったNHK大河ドラマ「八重の桜」(綾瀬はるか主演/日曜日午後8時〜)第42話(20日)は、日テレの人気バラエティ「世界の果てまでイッテQ!」(午後7時58分〜8時54分)=17.4%、テレ朝の「フィギュアグランプリシリーズ2013 アメリカ大会〜男子フリー・女子ショート」(午後6時26分〜9時30分)=15.8%=に挟撃されながらも、14.8%とまずまずだった。
(坂本太郎)