「中村容疑者は9日午前2時20分ごろ、東京都港区西麻布の路上に止めた乗用車内で、微量の覚せい剤を所持していた。中村容疑者は当初『歯医者からもらった薬だ』と否認していたが、その後、素直に容疑を認めた」(スポーツ紙記者)
中村容疑者の警察沙汰は今回が初めてではなかった。
「07年6月8日未明に都内で乗用車内に刃渡り8.5センチのアーミーナイフを所持していたとして銃刀法違反容疑で書類送検された。どうやら、深夜にひとりでドライブしながら曲を考えるのが好きなようで、その時も、今回も同じような状況で職務質問をされてしまった」(音楽関係者)
今年で結成30年を迎える同バンドは81年6月に「ジャストビコーズ」でデビュー。鳴かず飛ばずの時代が続いたが91年7月発売の代表曲「何も言えなくて…夏」が売り上げ180万枚の大ヒット。同曲で第44回NHK紅白歌合戦にも出場を果たしたが、典型的な“一発屋”だった。
「その後、曲を出してもさっぱり売れなかった。このところ、90年代のヒット曲ブームに乗ってライブイベントへのオファーがちょくちょくあったり、『何も言えなくて…夏』の印税があったりして何とか食いつないでいた」(同)
ほかのメンバーにとって、中村容疑者の逮捕はかなりショックに違いないが、「中村容疑者は極度のあがり症。ライブでのMCで声を詰まらせることもあったし、インタビューでさえ言葉が出てこなくなることがあった。それを思えば、以前から薬物を使用していた可能性も浮上する」(音楽ライター)という。