これまでの同作最低は、3月31日に放送された第13回の8・5%。また、これまでの大河ドラマのワースト記録は、12年11月18日に放送された松山ケンイチ主演の「平清盛」の7・3%だった。
4月28日放送の第16回は、コカインで逮捕・起訴され降板したピエール瀧被告の代役として起用された三宅弘城が登場。登場前にはネット上で盛り上がりを見せていたが、視聴率アップには結び付かなかった模様で、大河史上ワースト視聴率を記録することになってしまった。
今月5日放送の第17回の視聴率は、前週よりややアップしたものの7・7%だった。
「まだまだ第1部で、今後、阿部サダヲが主演を務める第2部にバトンタッチ。先日、第2部の主要キャストの発表があったばかりにもかかわらず、ワースト視聴率を更新。現場の士気はなかなか上がっていかないだろう。NHKも目立ったプロモーションといえば、新キャスト発表を定期的にやるぐらいなので、もっと番宣に力を入れないと、どんどんワーストを更新することになりそう」(テレビ局関係者)
そこで今後盛り上がりそうなのが、低視聴率の原因となったであろう“戦犯”探しだという。
「ネット上を見ると、脚本の宮藤官九郎、第1部主演の中村勘九郎への批判が多い。その一方で、ドラマの語り部である落語家・古今亭志ん生を演じるビートたけしの滑舌の悪さがミスマッチであることを指摘する声も挙がっている」(芸能記者)
今さらかもしれないが、制作サイドは視聴者たちの意見に耳を傾けた方が良さそうだ。