初回が16.7%で2回目が13.4%。この数字はひどいひどいといわれた松山ケンイチの『平清盛』をはるかに下回る視聴率だ。「『平清盛』の時ですら、1月中は17%台に踏みとどまったのに『花燃ゆ』はこの有様ですから。内容はいいと絶賛されていても、数字が伴ってこないので、カンフル剤をと、局内はバタバタですよ」とはあるNHK関係者。
そのカンフル剤として使用されるのが「裸」だという。かつて『八重の桜』の視聴率が下降傾向になったとき、それを救ったのが西島秀俊の見事に鍛え上げられた裸だった。「女性が主な視聴者層といわれているテレビ界では男性の裸はカンフル剤。今回の『花燃ゆ』は伊勢谷友介、東出昌大、高良健吾などイケメンぞろい。極秘に体を鍛えてくれとの指令が下ったそうです。吉田松陰の松下村塾は男の城みたいなもの。いざとなれば編集で差し替えをしてでも、ムキムキの体を見せ、話題にしても視聴率をとりにいくという姿勢のようです」と同関係者。
中でも裸になったとき話題になるのではと期待値の大きいのは伊勢谷だいう。「過去に映画の『あしたのジョー』で見事な肉体美を見せたことがあります。あのとき主演がジャニーズの山下智久だったんですけど、巷では『最大の見所は伊勢谷の裸』といわれ、観客動員に大きく貢献したといわれてます」(映画関係者)。
それだけまだまだ『花燃ゆ』には潜在的な回復できる力をもっているのだが「裸はカンフル剤でもありますが、禁じ手ともいわれている。これで上がらなかったら次の手があるかどうか…」と前出の関係者。
まだまだ始まったばかりの大河だが試練は多く待ち受けていそうだ。