12月19日、出場辞退と報じられていた安室奈美恵(40)が「特別枠で出場する」と正式発表したのだ。あれだけ出場を渋っていた安室。いったい、どんな手を使って彼女の気持ちを翻意させたのか?
「安室の出場は本当に奇跡です。マネージャーから『OK』の電話が掛かってきたのは2日前の17日。本当にギリギリのタイミングだった。NHKは、前代未聞とも言うべき好条件を提案し、粘り強く交渉を続けていたんです」(音楽関係者)
その、NHKが出した好条件の内容は、特例ともいえる処置だったという。
「そもそも安室サイドが最後までこだわっていたのがコンサートとの差別化とトークです。安室はトークが苦手なため、MCを務める有村架純や内村光良らとも極力、会話をしたくない。さらに出演する以上は、それなりの尺を割いてほしいとのオーダーも加わったそうです」(テレビ事情通)
安室サイドの無理難題にNHKが出した答えが、局内からの二元生中継だったという。
「メーン会場となるNHKホールとは別のスタジオに、安室専用のセットを組んで対応するというものです。別スタジオに観客はいない。これなら、無料の紅白の観客とコンサート客との差別化を図ることができる。また、別スタジオなら、トークも最小限で済む。演奏時間も何とかやり繰りして、15分間で話がついた」(同)
さらにこんな話も…。
「安室の息子は現在、大学生。アーティスト活動を始めているらしく、将来、NHKが息子のデビューや他番組の出演を担保したというんです」(芸能事情通)
いずれにせよ、安室はNHKのリオデジャネイロ五輪のテーマソングだった『Hero』や『CAN YOU CELEBRATE?』など数曲をスペシャル枠で披露するという。
当然、気になるのは出演料だ。NHKはいくら支払うことになったのか?
「ネットには数千万円だのとんでもない金額が飛び交っているが、実際はそんなに高額にはならない。通常なら10〜50万円で処理されますが、今回、安室は特別枠で紅白に出場しているため、いわば外タレ枠と同じ扱いになるんです。一律200万円と聞いている」(テレビ関係者)
もっとも、出演料以外に莫大な金額が掛かるのがスタジオの美術費だ。
「局内に別のセットを作るわけですから、最低でも2000万円は掛かる。これだけの費用を掛けて安室を仕込むわけです」(同)
NHKは、目標視聴率を40%に設定したというが、その目論見は当たる?