ツアーファイナルとなる大分公演は昼と夜の2回公演、全メンバー53名が出演。ファイナル公演を控え、宮脇咲良は「回を増すごとにファンの皆さんが盛り上がってくださったので、最後の公演もすごく盛り上がるんじゃないかなとわくわくしています」と笑顔。兒玉遥は「4期生も加わって大きくなったHKT48の集大成をここで見せられるよう、頑張ります」と力強く宣言。
新センターの松岡はなは「最後の公演、一番良いパフォーマンスが出来るよう頑張りたいと思います」と緊張した面持ちで話し、約2年ぶりの地元・大分での凱旋公演となる指原莉乃は「今回はHKT48としても初めての試みに挑戦しています。毎回セットリストが変わったりするので、その時の私たちの慌てっぷりも楽しんでいただけたらと思います。楽しみます!」と意気込み語っていた。
指原莉乃の登場で幕が開くと、満席(1800人)の会場から大歓声が上がった。「離脱」か、「残留」か…それぞれの派閥で演説が行われ、1曲目は欅坂46の「サイレントマジョリティー」でスタート。クールな雰囲気から一転、HKT48のシングル曲「しぇからしか!」や「スキ!スキ!スキップ!」などアップテンポナンバーが続き、会場も一気にヒートアップ。冒頭のMCで指原は「自分がモーニング娘。さんを見に来ていた会場なので、とっても感慨深いです」と話した。
ツアータイトルにもある「残留」と「離脱」。今回のツアーでは、入場時に配布された「赤/離脱」または「青/残留」のうちわを使って、コンサート中盤に観客による投票を行い、「離脱」の場合はHKT48のみの楽曲、「残留」の場合は姉妹グループの楽曲を披露する、一部変動型のセットリストで構成されている。
投票結果は、昼公演は「残留」、夜公演は「離脱」という結果。圧倒的「離脱」という最後の投票結果を受けて、離脱派メンバーの兒玉は「最後にメロンジュースが歌えてうれしい!」と喜んでいた。そのメロンジュースでは、会場中のペンライトが緑色に染まり、指原の「大分ラスト、まだまだ盛り上がっていくぜー!」との声に盛り上がりも最高潮となった。アンコールでは9月7日(水)発売・チームTIIの松岡はなが初センターを務める、HKT48の8枚目のシングル「最高かよ」が初披露した。
夜公演のアンコールでは「最高かよ」のカップリング曲で、7月31日をもって卒業した穴井千尋の卒業ソング「夢 ひとつ」も初披露。楽曲中盤に穴井がサプライズ登場すると、多くのメンバーが驚き、そして涙を流した。穴井は、「めっちゃ楽しい!」と恥ずかしそうに話し、明日から留学することを報告した。