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地元のヒーローだった父とは違う道でブレーク中の山田裕貴

 公開中の人気少女コミックが原作の映画「ストロボ・エッジ」で有村架純演じるヒロインに思いを寄せるイケメン役を熱演しているのが、俳優集団D2およびD-BOYSのメンバーである山田裕貴だ。

 所属事務所のタレント養成スクール卒業後、10年に開催された「D☆DATE新メンバーオーディション」のファイナリストとなったものの、D☆DATEの新メンバーには選ばれず。しかし、事前投票で1位だったこともあり、ファイナル開催時に急遽設けられた「D-BOYS部門」のグランプリとなり芸能界入りを果たした。

 11年に売れっ子俳優への登竜門である「スーパー戦隊シリーズ」のテレビドラマ『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイブルー/ジョー・ギブケン役で俳優デビューするとたちまち人気が沸騰した。

 「スポーツ万能で、中学校までは野球に打ち込んでいたが、高校では『自分はプロになれない』と思って野球をやめた。それもそのはずで、父親が野球ファンの間ではかなり名の知れた存在」(芸能記者)

 山田の父は地元・愛知県の東邦高校から83年にドラフト4位で中日に入団した、今シーズンから広島の二軍守備・走塁コーチを務めている山田和利さん。パンチ力がセールスポイントで89年には1試合3本塁打も記録。91年に広島に移籍し、95年には故障した外国人選手に代わってファーストの定位置を獲得するなどチームの2位躍進に貢献したが同年で引退した。引退後は中日・広島でコーチを歴任しているだけに、「息子に対してはかなり厳しい言葉をかけたようで、そのおかげで息子も野球の才能に見切りをつけ、新たな世界に飛び込むことができたのでは」(同)。

 昨年公開された映画「ライヴ」ではデビュー4年目にして早くも映画初主演の座をゲット。父は野球選手として地元のヒーローとなったが、今度は息子が芸能人として地元のヒーローとなりそうだ。

*下段右から2番目、山田裕貴

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