玉袋は各ニュースに名言を連発した。元体操選手池谷幸雄の不倫騒動には「不倫と五輪を制したでおなじみ……」、人気漫画『るろうに剣心』の作者が児童ポルノ所持で書類送検された事件に関しては「ポルノウに献身」とダジャレで笑わせた。さらに、元モーニング娘。の矢口真里の再婚で「彼女は背の高い人間が好み。最後は『進撃の巨人』を狙っている」、谷村新司の長男の事務所トイレ盗撮騒動に関しては「(直前のヒット作)『カメラを止めるな!』を観ていたのかな」と話し、見事な笑いを誘っていた。
だが、3月のビートたけしオフィス北野独立騒動に関しては「事実! おめでとうございます」と話すだけで、さらっと流そうとする場面も見られた。
これには、ネット上では「玉袋やっぱりこういうネタがうまいな」「博士がここにいてくれればと思う」といった声が聞かれた。こうした時事ニュースを振り返るネタは、浅草キッドの十八番というべきものである。過去には『浅草橋ヤング洋品店』(テレビ東京系)でレギュラーコーナーを持っていたほか、今でも『アサヒ芸能』(徳間書店)での芸能ニュース対談も名物企画である。
そのため、ネット上では「これは博士へのエールだと思う」「内山がグダグダだったし、やっぱり玉袋の相方は博士だな」といった声も聞かれる。今回の企画では相方の水道橋博士の休養にも触れられ、「うちの相棒も活動停止。過労ですよ」と報告するにとどめた。浅草キッドは、現在は双方の所属芸能事務所が異なっており、活動休止や解散説も取りざたされているが、玉袋のキレキレの活躍を見る限り、そうした心配は無用なようだ。