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業界関係者が惜しむ 元日テレ名物プロデユーサーの逝去

 日本テレビの数々の人気音楽バラエティー番組を作り上げ、かつてテレビ界を牛耳っていた『渡辺プロダクション』の“ナベプロ王国”を崩壊の一途に追い込んだ元名物プロデューサー、井原高忠氏が9月14日未明、心臓病のため入院していたアメリカの病院で死去(享年85)。業界では、いまだにこの死を惜しむ声が止まない。
 「井原さんは『巨泉×前武ゲバゲバ90分!!』や、『11PM』を制作し、プロデューサーの草分け的存在でした。その一方で、ザ・ピーナッツやとんねるずの名付け親としても知られていました。しかし最大の功績は、当時、“ナベプロ王国”と呼ばれNHKのプロデューサーすら逆らえなかった『渡辺プロダクション』にケンカを売って、その後の芸能界図を塗り替えたことですよ」(芸能関係者)

 井原氏が'71年、日テレでオーディション番組『スター誕生!』の企画を立ち上げると、同時にナベプロもNETテレビ(現・テレビ朝日)で同じようなオーディション番組を企画した。
 「ナベプロの企画番組はもろ、日テレの人気番組『紅白歌のベストテン』にぶつかる放送時間。しかもナベプロは“自社のタレントは『ベストテン』『スタ誕』に出演させない”と圧力をかけた。これで日テレが『スタ誕』を諦めるとタカを括っていたようなのです」(元日本テレ関係者)

 しかし当時、局次長だった井原氏は「お宅のタレントは使わない」と宣戦布告したのだ。
 「井原さんは社員を集め『非常事態だ。全面的に戦う。死ぬ気でやれ!』と檄を飛ばした。結果、『スタ誕』から山口百恵、桜田淳子、森昌子といった“中3トリオ”をはじめ、松田聖子や中森明菜となどのスターが続々と生まれた。同時に、彼女らを売り出した新興プロの台頭で、その後“ナベプロ王国”は衰退の一途を辿ったんです」(同)

 井原氏のようなテレビマンはもう“誕生”しない!?

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