「結婚して1週間で浮気したケースと、結婚して25年目で浮気したケースでは、どちらの慰謝料が高いか?」が議題に。弁護士軍団の見解は、北村、菊地(幸夫)、本村(健太郎)は「結婚25年が高い」、丸山だけが「結婚1週間が高い」と判定した。
まず、北村は「25年の結婚生活が重いですよね。人生のやり直しが利くかの観点で考えると、どちらかといえば(結婚1週間のほうが)簡単ですよね」と見解を示す。
菊地は「“本当の夫婦愛はシワの奥にひそむ”なんて言葉もあります。だから、本当の夫婦としての愛が実るのは、お互いにシワができた頃。それを壊すというのは傷が大きいと」と説明。
本村は「離婚の慰謝料というのは、『結婚期間の長さ』『夫婦の年齢』、これが重要な要素になります」と語気を強めながら語った。
一方、1人だけ意見が分かれた丸山は「10年ぶりに来ましたけど、(3人の弁護士は)ほとんど進化してないですね」と切り捨てる。「人生の出発の時に最も深い傷を負うわけで、人間不信になりますよ。25年も経っていくとね、多少の落ち度があっても、許そうかって気持ちもできますし」と反論。
丸山の見解を受け、北村は「裁判例だと明らかですから」と、過去の例から見ても、結婚歴が長いと慰謝料が高くなるようだが、丸山は「『過去の判例はこうだ』っていう常識的なことばっかり言ってるのではね、個々の事件に関する弁護士はいらないんですよ」と“人情派弁護士”の面影をのぞかせる主張をした。
北村と丸山のやり取りを見ていると、どこか懐かしさを感じ、ホッコリした気持ちになった。今は別々の道を歩んでいる2人だが、またどこかで2人が交わる日を楽しみに待ちたい。