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継母の行方語らず のりピー思惑

 衝撃の逮捕劇から約1週間。覚せい剤取締法違反で逮捕された女優の酒井法子容疑者(38)は、取調べに対して徐々に供述している。しかし依然、固く口を閉ざしているのが逃亡を助けたとされる継母の行方だ。酒井容疑者と継母のきずなは実母以上だというから、このまま酒井容疑者は“貝”になる可能性が高いようだ。

 6日間の逃亡劇の末、8日に出頭し逮捕された酒井容疑者。逮捕当初は「昨年の夏ごろ、夫に勧められた後、数回使っていた」と供述。しかし、同容疑で逮捕された夫で自称プロサーファーの高相祐一容疑者(41)が「4年ぐらい前に(妻に)覚せい剤を勧めた。妻も常習的に吸っていた」との趣旨を話すと、酒井容疑者は「10回ぐらい使った」と供述した。
 「今後も、高相容疑者は自分の罪を少しでも軽くするため、ベラベラしゃべるはず。となると、酒井容疑者も洗いざらいしゃべるしかなく、その供述をもとに起訴できそう」(捜査関係者)
 事件のことについては徐々に供述している酒井容疑者だが、逃走経路などについては、「都内、山梨、箱根を逃げ回っていたことは認めたものの、具体的な動きはしゃべってない」(同)。そればかりか、逃走を手助けしたとされる継母の行方については固く口を閉ざしたままだという。

 「酒井容疑者の逃亡を手助けしたのは継母と『社長』と呼ばれる男性。通常、犯人隠匿容疑で逮捕されるが、親族だと罪を免れるので、継母は罪を逃れられる。少しでも刑を軽くしたいなら、継母の行方をしゃべっても良さそうだが」(刑法に詳しい弁護士)
 酒井容疑者といえば、幼いころに両親が離婚し、亡き父に育てられたのは知られるところ。その父の再婚相手が逃亡を手助けした継母だという。
 「酒井容疑者が中学時代強豪のソフトボール部だったから、土日はいつも練習や試合。継母は弁当を作り、試合には応援に駆けつけていたので、継母と周囲は分かっていても、実の親子にしか見えなかったそうだ」(ベテラン芸能記者)
 86年のデビュー後は順風満帆だったが、89年に父親は事故死。「その際、心の支えになったのが都内で同居していた継母」(同)という。その継母に対する“裏切り”が今回の事件につながっていたようだ。
 「93年に脚本家の野島伸司氏との交際が発覚。継母と一緒に住んでいたマンションを出て野島氏と同せい。継母も野島氏との結婚に大賛成だった。ところが、野島氏と97年に破局すると、傷心を癒やすかのように高相容疑者と交際しデキちゃった結婚。しかし、継母は最後まで高相容疑者との結婚を反対していたから、継母の“予感”は見事に当たった格好だ」(同)
 しかし、継母は自らのリスクも省みず酒井容疑者の逃亡を手助けした。酒井容疑者は継母の行方を語らないままなのか。

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