東京ほか都市圏でネットをしない理由としては、芸能ニュースなどに関して際どい発言をするため、ひっそりと放送したいという有吉の意向があったようだ。ただ現在は、専用のスマートフォンアプリを使えばどこでも聴けるようになっており、有吉の発言は即ネットニュース化されるため、この理想は形骸化していると言えるだろう。
この番組は、著名人リスナーの存在が知られる。ホリエモンこと堀江貴文氏は、長野刑務所に収監時に、この番組を愛聴していた。ホリエモンが収監されていたのは2011年から13年にかけてである。まさに番組初期の濃厚な空気を味わっていたのだろう。ただ昨年10月に、有吉が高級寿司店の会計額に関して不満を呈したトークには、ツイッターで「セコイ笑。こんなんで恨んでしまう人が大半だから、彼はマスコミで受けるんだろうな」とコメントしている。これはネットニュースを受けてのことであり、現在はリスナーではないようだ。
一方で、現役ヘビーリスナーとして知られるのが、ラグビー元日本代表の畠山健介選手である。リスナーとしてばかりではなく、自ら番組にメールを出したほか、ゲスト出演を果たしたこともある。ツイッターのアイコンは、有吉との2ショットにするほどの熱の入れようだ。プロフィール欄に「暴論が大好き」と書かれているのも、番組を意識したものだろう。有吉や他のリスナーからは「クソヒゲゴリラ」と呼ばれている。
このほか、過去の番組内で、有吉は「三谷幸喜と中村獅童が番組を聴いているので悪口禁止」を明言したこともある。多くのリスナーに支えられて10年間続いてきたとも言えそうだ。
記事内の引用について
堀江貴文のツイッターより
https://twitter.com/takapon_jp
畠山健介のツイッターより
https://twitter.com/hatake_03