「昨年の7月22日に放送される予定だったのですが、その20日前の7月2日、番組のリハーサル中に、女性スタッフが後頭部を強く打ち、重傷を負いました。池の上に浮いたウレタンのセットに飛び移った際、尻をついて後頭部を打ったそうです。彼女は搬送されて入院。この一件を受けて、日テレは急きょ放送を取りやめました」(芸能ライター)
そのスタッフは、タレントが実際にドッキリにかかる前に駆り出された、いわゆる「シミュレーション」要員だったのだろう。
こうしたスタッフ・タレントのケガは今年も続いている。
4月には平野ノラが、旅番組『183村秘境旅〜こんな田舎がアルか否か!?〜』(テレビ朝日系)のロケに参加。手製の滑り台を滑って臀部(でんぶ)から着地し、尾てい骨を骨折。全治1か月と診断された。
2月には、ほんこんと、お笑いコンビ「大自然」の白井が、関西テレビのローカルバラエティー番組「マルコポロリ!」の収録中に、全治2週間のやけどを負っている。
「2人は科学実験をしていました。ほんこんは砂糖と重曹の燃焼実験を行った際に、腹部にやけどを負い、白井は液体窒素を使って瞬時にアイスクリームを作ろうとしたときに左脇腹に異常を感じ、病院でやけどと診断されました」(同)
落下、爆発、滑落、電気ショック……。「面白さ」と「危険」は紙一重というが、それで出演者がケガを負っては元も子もない。過去をさかのぼれば、出川哲朗の人気を押し上げるきっかけともなった、「ペットボトルロケットで空を飛べるか?」という挑戦も、運が悪ければ頸椎を骨折していた可能性もあるという。くれぐれも安全面には配慮してほしいものだ。