しかしその同日、バレーボール日本代表もまたW杯を戦っていたのだが…、こちらはあまりにも話題になっていない。
「バレーボールW杯を独占放送する、フジテレビの“ジャニーズ依存”が原因の1つでしょうね。フジはこれまで大会のスペシャルサポーターとして『V6』や『嵐』『Hey!Say!JUMP』などを起用してきましたが、今年は『ジャニーズWEST』を抜擢。大会のたび、その時期にジャニーズ事務所が売り出したいタレントを言われるままに起用しているのでしょう。これでは競技を見せるより、ジャニタレをお披露目するのが目的といわれても仕方ありません」(スポーツライター)
視聴者も同様の感想を抱いているようで、ネット上では「毎大会ジャニーズが出てくるのにはもうウンザリ」といった声が多く見られる。
《バレーを見たいのに、ジャニーズがいるから見る気失せる》
《彼ら、絶対バレーに興味ないよね》
《いちいちジャニーズ映すカメラにイライラしてたわ。選手を映せ》
《試合前に意味もなく歌うの何なの? 海外選手もいるのに》
《コンサート会場みたいな感じで、バレー好きな人には迷惑》
「実際、観客席にはジャニーズタレントの名前を書いたうちわを持っている人の姿もちらほら。せめて競技場の中では、タレントではなく選手を応援してほしいものです」(同・ライター)
とはいえ、そのような状況になった事情を思えば、一概に責めきれないともいう。
「そもそもジャニーズを起用するようになったのは、スター選手の引退などでバレー人気が低迷したため、何とか盛り上げようとした団体側の策だともいわれています。ある意味、ジャニーズファンが来場するからこそ観客席が埋まるぐらいには成り立っているところも…」(同)
W杯でも空席が目立つのと、競技場のコンサート会場化――。果たしてどちらが良いものか…。