番組冒頭「どこに着地するのかな」「言うた、言うてないになっている」と語り始め、岡村は自身が経験したサッカーになぞらえて今回の問題を分析した。岡村は高校3年間をサッカー部で過ごし、そこで1学年下の相方、矢部浩之とも出会っている。
岡村は「『潰してこい』と言われた取り方として、サッカーでは『削ってこい』という言葉がある。怪我をさせてこいという意味ではないが、それをどう取るか」と解釈が難しいと分析した。
ただ、悪質なタックルを働いたのは、笛が鳴った後のタイミングだった。「日本代表に選ばれるような人が、あんな笛が鳴った後にズドーンといくかな?そのあとも何回もファウルを犯す?」と岡村は疑問そう。「よほどの指示がない限りしない。そうせざるを得なかったのでは?」と監督、コーチから強い指示があったのではと推察した。
さらに、内田正人前監督が会見で「試合の中で起こったことですから私の責任です。でも『怪我させてこい』とは言ってない」と自身の関与を否定したことに対して疑問を呈した。
タックルをした学生、コーチ、監督が全員顔を出して会見をしたことにも言及。今後テレビのワイドショーで顔出しをせずに「日大OB」「アメフト部OB」が出演した場合は彼らを「信用できへん」と述べた。
岡村は高校のサッカー部時代を振り返り「俺らのころは先輩からも手を上げられて、ボコボコに蹴られていた」「ボールが一個落ちていただけでも、(罰として)先輩がいいって言うまでグラウンドを走らされた」「水も飲ませてもらえなかったので土の中に水筒を埋め、隠れて飲んでいた」などと過酷な体験をしたことを告白した。
岡村が身をもって体験したように、スポーツには「体育会系気質」が残る。これが長年にわたり日本に当然のように存在していたことも事態をややこしくしていると言えるだろう。岡村は終始歯切れが悪く、戸惑いが感じさせる放送であった。