昨夏のアイビスSDで初芝に挑み、13番人気で見事に重賞初制覇を飾ってから、秋もグングンと力をつけ、一線級まで上り詰めました。
前走の京阪杯ではスタートを決め、逃げ馬をマークしながら2番手を追走。直線ではアッサリと先頭に立ち、力強く伸びての完勝でした。初めて背負った57kgも問題なくクリアしてくれましたが、ここまでの道のりは平坦なものではありませんでした。
以前はもまれ弱く、自分の形で逃げないとモロいところがありました。また、3歳にデビューして2年間はダートで活躍していた馬。芝の短距離にこれほど適性があると気づいたのは5歳になってからだし、トントン拍子にはいきませんでしたが、ここまでの過程があったからこそパワーアップした今があるのかもしれません。
ここを使って本番へ向かいますが、中間も坂路で乗り込み、反応はとてもいいですからね。休み明けでも鉄砲巧者ですから心配はいらないでしょう。今年はスプリント王を名乗るためにも、JpnIIIのここでは負けられません。