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一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(5/30) ローズキングダムが巻き返す

<日本ダービー(東京10R)=◎ローズキングダム>
 5連勝で皐月賞を制したヴィクトワールピサ、無傷4連勝で青葉賞を圧勝したペルーサを筆頭に近年では記憶にないほどの好メンバーが揃った。残念ながらNHKマイルを驚異的なレコードで突き抜けたダノンシャンティの取消で、大方、2強対決の見立てのようだが、他にも例年であれば“候補”と呼ばれる馬や、“伏兵”評価の失礼な戦績の馬たちがワンサカいるのも事実で、見方を変えれば“混戦”とも言える。いずれにせよ質量とも超ハイレベルであり歴史に残る頂上決戦となるだろう。
 さて、難解な馬券予想だが、穴は皐月賞組にあり。近2走ですっかり2歳王者の威光が霞んでしまったローズキングダム◎。前々走は休み明け、前走は稍重の馬場とそれぞれに理由づけできる敗因があったにもかかわらず、新興勢力の台頭などにより“期待度”の観点から著しく評価を下げてしまっている印象を受ける。馬場の悪い時期の中山で持ち味である瞬発力を発揮出来なかっただけで、東京の良馬場なら巻き返す力量は十分。勝負づけはまだ済んでいない。一戦毎の馬体減は確かに懸念材料だが、今回は中5週、中間の気配も良く、戻してくるはずだ。

【馬連】流し (8)軸 (1)(7)(9)(11)(12)
【3連単】2頭軸マルチ (7)(8)軸 (1)(9)(11)(12)

<目黒記念(東京12R)=◎ミッキーペトラ>
 55キロのハンデは、微妙に“背負わされた”感もあるが、単騎逃げの見込めるミッキーペトラ◎。12頭と手頃な頭数でもあり、スローに落としてマイペースで運べる利は大きい。前走の天皇賞では早々と掴まってしまい見せ場もなく終わってしまったが、前々走の大阪−ハンブルクCでは単騎逃げから3〜4角で後続を引き付け直線で2枚腰を発揮して粘り込んでみせた。今回も同様の展開が理想。ミッキーの逃げ残りを想定しての予想だけに、相手は長距離での上がりの速い競馬に対応できる馬ということでコパノジングーとトップカミング。ともに前走では、中位から力強く末脚を伸ばしていた。このメンバーでは実績断然のアルナスラインは、11か月ぶりに加え58キロのハンデ…圧倒する力量は認めながら馬券は外し。

【馬連】流し (11)軸 (7)(9)(12)
【3連複】BOX (7)(9)(11)(12)

<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。

※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。

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